【インタビュー】「世の中を感じとる靴磨きのススメ〜靴磨きから学ぶ丁寧に生きる方法〜」チャリンコーヒー・富田寛さん(前編)
みなさんこんにちは。BETTARA STAND 日本橋です。
今回、来月開催の「世の中を感じとる靴磨きのススメ〜靴磨きから学ぶ丁寧に生きる方法〜」について、チャリンコーヒーの富田寛さんにインタビューを行いました。
自転車、コーヒーから繋がるということにスポットをあて、お話を伺ってみましょう。
ーチャリンコーヒーを始めたキッカケは?
生業以外のことを週末に何か始めようと思っていたときに、友人のコーヒー屋さんに技術を教えてもらう機会があって、そのコーヒー屋さんのケータリングの現場でいきなりの一人舞台でした。それでハンドドリップコーヒーの猛練習をしてその現場に挑んだんです。初めてのお客さんが「コーヒー、おいしかったです。」って言ってもらったのが凄いうれしかったことです。
それを機に、自分なりのやり方でやってみようと思ってやり始めました。
ーお客様に喜んで頂くと嬉しいですよね。生業にされているメッセンジャーについて教えてください!
メッセンジャーは自転車に乗って無線機、地図、バッグを持って自らの体と頭を駆使して都市を駆ける仕事です。クライアントから荷物をピックアップをして、届け先へデリバリーするサービス業務です。天候に関係なく様々な状況に対応しながら無事故・ノーミス・円滑に業務を行います。
30件ほどの荷物を担当すると、ピックアップとデリバリー先でそれぞれの場所に行くので単純に60箇所を回るので1日100km走ることになります。
行く場所は多種多様で関わる人も様々なので、その場所と人に応じた臨機応変なコミュニケーションも必須です。
自分は東京でメッセンジャーを生業にしていますが、世界中の都市にもメッセンジャー会社があり、国内外のメッセンジャーコミュニティが存在します。
毎年世界の都市のどこかでメッセンジャーコミュニティのお祭り“CMWC=Cycle Messenger World Chanpionship”というものが催されています。
メッセンジャーが生業であるというだけでなく、自分も世界の一部であるということを実感できるライフワークであると言えます。
ーメッセンジャーは単なるお仕事ではなく、生業であり世界の一部という存在なんですね。趣味ではバイクポロをされていますが、その魅力とは?
魅力の前にバイクポロって何?と思われる方がほとんどだと思います。バイクポロは自転車に乗ってポロをするストリートスポーツで、壁に囲まれたコート内にゴールが両サイドにあり、3対3のプレイヤーがボールをマレットというスティックで打って点を取り合う球技です。
バイクポロはストリート・自転車・球技の要素が絡み合っているのが魅力だと思います。
バイクポロも世界中にプレイヤーがいて毎年世界大会が催されています。バイクポロにも国内外各地域でコミュニティがあり、バイクポロを通じて交流を行っているというのも大きな魅力です。
プレイヤー数やそれぞれのコミュニティの規模はさほど大きくありません。少し大げさですが、他でもない自分達が世界を担っているという実感を持てるところもあります。
一番はバイクポロが面白い、点を取ったり取られたり。ゲーム自体が楽しいのが最大の魅力ですね。
後編に続く