公共R不動産が、都内の公共空間をキャラバンしながら展開するトークセッション “RePUBLIC CARAVAN”、第9回は「プレイスメイキングの現在地」です。
公共空間にもっと「にぎわい」や「憩い」を。なんとなく社会的にコンセンサスを得ているような、公共空間が提供すべきこれらの価値ですが、いざそれを定量化しようとすると「歩行者数」や「利用者数」をカウントする以外に、わたしたちはその測定の仕方も持ち合わせていないというのが現状ではないでしょうか。それは、とりもなおさず、私たちの公共空間を捉えるボキャブラリーの貧弱さを表しているのかもしれません。プレイスメイキングは、アメリカで始まった「居場所づくり」の手法のひとつ。NYブロードウェイの歩行空間化で取り入れられたことをきっかけに、日本でも広く知られるようになりました。場づくりといっても、設計や空間デザインといったハードの計画やワークショップやイベントなどのコンテンツのつくり方だけでなく、多角的に空間を捉え、そこで行われた人々のアクティビティを評価・分析する評価軸のツールまで体系的に整備されているようです。日本語では「場づくり」と訳されることの多いこの概念について、もっと学びたいと思い、今回のRePUBLIC CARAVANでは、数少ないプレイスメイキングの専門家、ハートビートプランの園田聡さんをお招きし、お話を伺います。園田さんは研究だけでなく、実際にプレイスメイキングを実践しており、その現場のお話や、この夏に視察してきたニューヨークやデトロイトのお話なども交えてお聞きできそうです。RePUBLIC CARAVANは公共R不動産スタッフの勉強の場でもあり、広く皆さんと一緒に公共空間について考える場にしたいと考えています。プレイスメイキングに興味のある方、公共R不動産に興味のある方もぜひぜひいらしてくださいね。
■プロフィール園田 聡(ソノダ サトシ)
1984年埼玉県所沢市生まれ。2009年工学院大学大学院修士課程修了。商業系企画・デザイン会社勤務を経て、2015年同大学院博士課程修了。博士(工学)。専門は都市デザイン、プレイスメイキング。現在は、大阪・東京を拠点に(一社)国土政策研究会 公共空間の「質」研究部会ディレクター、認定NPO法人日本都市計画家協会理事、工学院大学 客員研究員として研究活動を続けるなか、(有)ハートビートプランのメンバーとして全国各地でプレイスメイキングの理念・手法を用いた実践に取り組んでいる。http://hbplan.jp/
■申し込み
http://republic09.peatix.com/view
■開催概要
・本件に関するお問合せ:公共R不動産事務局
(mail) info@realpublicestate.jp
(担当) 菊地
・ご注意事項:
①本イベントは事前決済制となります。
②キャンセル等による返金は一切不可となりますので予めご了承下さい。