2017年8月20日(日)、10組の参加者がBETTARA STAND日本橋に集合し、思い思いのスモール・スモール・ハウスを作りました。

イベント公開から4日ほどで満席となった今回のワークショップ。
もともとは、自分の家の庭に巣箱があったらいいなあという妄想から発展した企画でしたが、普段は大工さんとして活躍されている丹羽さんに相談したところ、二つ返事で今回の講師を引き受けてくれることになり、実現しました。

講師の丹羽さん。
普段は大工さんやDIYワークショップの講師として活躍しています

企画から試行錯誤・・・
どんな方たちに興味をもってもらえるのか、企画段階からあれこれ考え、あえて対象をしぼらず、小学生以上としました。
また、巣箱という概念にとらわれず、巣箱から住まいを考えてみる、というコンセプトにし、より、ミニマルライフやスモールハウスなど新しい暮らし方を提案・情報発信しているYADOKARIらしさのある企画となりました。

工具バリバリ使いたいぜ!とか、建築学生です、とか、そんなオトナたちも参加するのか?!とも思っていたのですが、結果、夏休みということもあり、10組のうち9組が小学生の親子連れでのご参加となりました。

デザインは、あらかじめイメージしてきた方もいれば、来場して材料を見て想像を膨らませてあれこれ考えて決める人もいて、自由度の高い制作風景となりました。

材料は、廃材・端材、公園で拾った木の枝、松ぼっくり、ビールのふた、壁紙のサンプルなど。

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制作風景

家族みんなであれこれ相談しながら作りました
木の枝とビールのフタを組み合わせて、巣箱の住人のベンチを作成中。
高床式の巣箱をデザインして作成中のお父さん。
インパクトドライバーにチャレンジしたお兄ちゃん。

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お宅訪問
♪1軒目♪

六角形かつスライドルーフ付きという意外性のあるおうち

♪2軒目♪

鳥の立場にたった、居心地のよい空間

♪3軒目♪

木の枝の窓格子に木の皮の庇、引き戸の純和風なお宅

♪4軒目♪

趣のある屋根、風通し最高のおうち

すべての作品をご紹介できなくて申し訳ありません。。

ワークショップへの思い
100円ショップや通販などで、なんでも簡単に安くものが手に入る時代。
でも、すぐに飽きてしまったり、大切にしなかったりしがちです。
すでにある身近なもので工夫してみる発想力、ものづくりのおもしろさ、大変さ、達成感を味わってほしい。
また、家ですら、人が暮らすものとしてではなく、商品として流通している今、住みたい家を自分でつくるという視点に立って、まずはちいさなところから形にしてみてほしい。そしていつかはほんとうに自分の住む家も作れるかも!という可能性を見てほしい。自分でできることが増えれば増えるほど、人生の自由度も増す・・・。

一方でDIYは、興味はあってもなかなか道具、場所、スキルの面でハードルが高くなりがち。
特に都会に住んでいるとなかなか難しいのではないでしょうか。
そんな人たちに向けて今回の企画が実現し、そして皆様のご協力のもと、怪我もなく無事に終わったことに心から感謝申し上げます。

ご要望があれば2回目、3回目と回を重ねていきたいと思っています。

そして講師の丹羽芳徳さん、アシスタントの若山さとみさん、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!

photo by kumakumakenken
written by キクチヨーコ