ストーリーが無いプロダクトはいずれ淘汰される。

BETTARA STAND 日本橋がある場所は日本橋本町。本町ですよ?つまりどういうことかと言うと、その町の中心なんですよ。江戸時代に栄えた日本橋は、今でも大きなオフィスビルや、マンションが立ち並ぶ資本主義の象徴の町。昔と同じく栄えてはいますが、、、

本当でしょうか?

平日はたしかに人口が多いけれど、通勤、ランチ、帰宅時間にだけ人の流れがあるだけで、その時間帯以外は人がまばら。休日は裏通りに人が歩いていないことだってあります。

栄えている場所というのは、常に「ヒト・モノ・コト」が血のように流れていて、止めようと思っても止めれない街並み。今だと渋谷や原宿でしょうか?

誰かのせいというわけではないけども、少なくとも江戸時代は「ヒト・コト・モノ」の荒れ狂う活気が日本橋本町エリアにはあったんだと想像しています。

BETTARA STAND 日本橋は「始まり場所」をコンセプトにおき、「多様性に富んだ賑わいの場づくり」を目指しています。昔の江戸のような界隈性町は、自分たちだけでは作ることはできません。
今回のイベントでは広島県尾道市で面白いまちづくりをしてる方たちと一緒にイベントをやることになりました。

お呼びしたのは「ONOMICHI DENIM PROJECT」のメンバーです。

【12/8(金)9(土)10(日)】
第10回 尾道デニムキャラバン@ 日本橋 「デニムで繋がる人と街」http://bettara.jp/event/upcoming-event/3878/

尾道デニムプロジェクトとは?
広島県尾道市を舞台に、広島県東部に位置する備後地方で作られるデニムの魅力発信と、尾道の街の魅力発信を目的に2013年1月に「尾道デニムプロジェクト」をスタート。尾道の街で暮らし働く人々がデニムを実際に穿き込むことで、加工では表現できない、1本1本に豊なストーリーと個性を刻んだユーズドデニムを育てる世界初の取り組みとなる。
(公式HPより抜粋)

初めて知った時は、本当にそんなデニムが出来るの?と半信半疑でしたが、プロジェクトがスタートしてもうすぐ丸五年になりますが、、、

す〜〜〜〜〜ご〜〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(凄い)

と言いますのも、誰もが考えそうなアイディアをしっかりと実現しながら、しっかりと根強いファンを作っていることなんです。町の人たちとの関係づくりからスタートし、プロジェクトの趣旨を彼らに理解してもらい、1年間根気強くデニムを履いてもらう。その期間も毎週デニムを回収して、洗濯、回収して洗濯の繰り返す。
成功するか失敗するか分からない中、同じことを辛抱強く1年間繰り返して、1年後にやっと「尾道デニム」が完成する。

プロジェクトに参加された尾道の方たち。1枚目
プロジェクトに参加された尾道の方たち。2枚目

尾道デニムプロジェクトの運営メンバーは苦労、苦悩、葛藤、逃げ出したくなる気持ちと戦うのだろう。1年間の時を経て、たくさんの人たちの魂がこもった尾道デニムができるのです。履き手の町の人たちだけでなく、プロジェクトメンバーのたゆまぬ努力。

今回のイベントでも接客に熱量が込められいますし、来られたお客さんもプロジェクトに関わる当事者の詳細を聞くと、ついつい買ってしまうのも頷けます。実際に私も、来られたお客さんの嬉しそうな姿を見て即買いしてしまいました。

イベント開催前に日本橋で商いされている方に履いてもらいました!1枚目

大量生産、大量消費をされている某ファストファッションは、確かにモノは丈夫だし、デザインもそこそこカッコイイので着れるし、履ける。常に隠れている下着は、全てユ〇クロと言う人も多いのではないでしょうか。

尾道デニムプロジェクトのデニムは1本¥15,000〜¥42,000ぐらいします。ファストファションブランドの商品と比べたら圧倒的に高いのも事実。

けれども、なぜ買ってしまうのでしょうか?

イベント開催前に日本橋で商いされている方に履いてもらいました!2枚目

尾道デニムには人が強く共感するストーリーがあるからだと思います。

今の日本でモノが溢れた結果、人は選択肢の幅が大きく広がりました。値段が安いから、家から近いから、デザインがかっこいいから、世の中の流行りだから、友達が着てたから、選択肢の理由を挙げたらキリがありません。

むしろ、共有できるストーリーがあれば何だって売れる。ストーリーを買うこと自体が流行りだからだよ、と言う人もいるかもしれませんが、これは別に新しいことではありません。ストーリーを持ってるプロダクトは誰だって嬉しいし、もらったことも、あげたこともある。誕生日プレゼントや、彼氏彼女からのプレゼント、結婚指輪なんて最たるもの。

モノは廃れるけど、ストーリーは廃れない。それは思い出と言っても良いかもしれません。このプロジェクトの上手なところは、そのプロダクトが「デニム」なこと。きっと10年経っても、尾道デニムプロジェクトのストーリーを誰かに話しているだろうし、何より丈夫だから長い期間履くことが出来るはずです。

尾道の方達。とてもいい笑顔をしてますね!

みんなに伝えたいことはこの一点のみ。

「ONOMICHI DENIM PROJECT」はso good!

ってことです。

尾道と日本橋が繋がった今回のイベント。「ヒト・モノ・コト」が界隈し、色濃い血が流れた空間は、まさにリトル江戸がBETTARA STAND 日本橋に創造された3日間でした。イベントレポートというよりは、尾道デニムのプレゼンになってしまいましたが、イベントの以下画像で察してください(笑)

広島県尾道市に行った際は、ぜひとも旗艦店 “ONOMICHI DENIM SHOP”に行きましょう!デニムを試着した時には、自分と同じように即買いすること間違いなしですよ!

「衣食足りて礼節を知る」

現代は満ち足りた社会だからこそ、礼節と言う名の他人に思いを馳せる余裕が生まれたんだと思います。目には見えないモノを共有するのは、江戸時代からから続く人間らしい営み。私たちは本当に大事なものに気付き始めているのかもしれません。江戸時代から現代に続く、この言葉を反芻してアフターレポートを終わりとします。

written by Kensuke Kumagai

以下、今回のイベントの様子になりますので、是非ともご覧ください!